全日本卓球選手権大会: 最終日

男子シングルス準々決勝

真田浩二選手(愛知工業大学・愛知)
松下浩二選手(ミキハウス・大阪)
木方慎之介選手(明治大学・東京)
偉関晴光選手(ラララ・熊本)
三田村宗明選手(青森大・青森)
徳村智彦選手(協和発酵・東京)
倉嶋洋介選手(協和発酵・東京)
田崎俊雄選手(協和発酵・東京)

女子ダブルス準々決勝

西飯・西飯組(健勝苑・京都)
梅村・岡崎組(日本生命・大阪)
四元・高橋組(淑徳大学・埼玉)
末益・藤田組(日本生命・大阪)
石橋・松井組(NEC九州・熊本)
福岡・杉田組(四天王寺高校・大阪)
川越・武田組(健勝苑・大阪)
野末・塩見組(松下電器・大阪)

男子シングルス準決勝

決勝進出を決めた松下浩二選手(ミキハウス・大阪)
木方選手をストレートで下した 偉関晴光選手(ラララ・大阪)
0-3 ながら会場を沸かせる接戦でやぶれた 真田浩二選手(愛知工業大学・愛知)
木方慎之介選手(明治大学・東京)

女子ダブルス準決勝

 

女子ダブルス決勝

3連覇を決めた西飯・西飯組(健勝苑・京都)
美幸選手
挑戦者のつもりで試合をしたかったが, 力が入りすぎてしまって, 冷静さを失い,すごく恐かった.
世界選手権にむけて,もっと力をつけていきたい.
由香選手
1回目より2回目より嬉しい
(世界選手権では,)ひとつでも多く勝つように頑張りたい.
(優勝インタビューより)
惜しくも決勝でやぶれた四元・高橋組(淑徳大学・埼玉)

女子ダブルス表彰式

優勝した西飯・西飯組(健勝苑・京都)
準優勝の四元・高橋組(淑徳大学・埼玉)
3 位の梅村・岡崎組(日本生命・大阪)
同じく 3 位の末益・藤田組(日本生命・大阪)

男子シングルス決勝

偉関晴光選手(ラララ・熊本)
優勝を決めたラリー
松下浩二選手(ミキハウス・大阪)

男子シングルス表彰式

 
 
 

本大会の総括(木村興治 (財)日本卓球協会専務理事)

平成 12 年度の総決算といえる全日本卓球選手権大会は, 運営・愛知県卓球協会の多大な努力によって,整った競技施設と チームワークの良い運営により,多くの成果をあげて終了した.

天皇杯を獲得した偉関晴光選手(ラララ・熊本), 皇后杯を獲得した小山ちれ選手(池田銀行・大阪)に 心よりお祝い申し上げます. また,各種目で優勝した選手の皆さんにも祝意を申し上げたい.

本大会を振り返ると,次の点がいえます.

  1. 40mm ボールの採用の初の全日本であったが,
    1. プレーヤーは対応力を示し,技術的には大きな変化を要せずに 最高の技術・戦術を示した.
      今後はこのボールの特徴を技術面において巾広くの向上に結びつけて 欲しいし,スピードアップのためのパワーの向上を期待したい.
    2. 観客や TV を通じた視聴者にも,より見やすいボールにより エキサイティングな試合を実感して頂けたのではないかと思う.
  2. ベテランの選手が厳しい生活環境の基で,心技体を充実させ, 随所で素晴らしいプレーを示し,次代の選手たちに大きな示唆を与えてくれた.
  3. 一方で,若い選手が将来への展望を感じさせるはつらつとしたプレーで ベテラン選手を破ったり,肉迫したケースが多くあり,期待を持てた.
  4. 大阪世界選手権大会(4/23〜5/6)の代表選手は間もなく 決定・発表されるが,代表選手の皆さんには,この大会の実績と プレー体験を最大限生かして, さらなる技術・戦術の向上を期待したい.